マイク比較2 royer-R122,AKG-C414,shure-sm57

前回に引き続きマイク比較

今回はエレキギターのアンプ録音での比較です。
ギターはストラト
アンプは5150

マイクのセッティングは写真のとおり

ギターアンプのスピーカーコーンに対して同じ距離と場所となるように
マイクを配置したので、個々の録り音は考えてないです。
あくまでもマイクの音質比較です。
マイクプリは、癖の少ないGMLにしました。

同じフレーズで、最初shure57、次royer-R122、その次AKG-C414の順番です。

ギターが下手くそだとか、つかえねー録り音とかは言わないで、お聞きくださいね

shure57は高域がシャリっとしてて
R122は中域があって落ち着いた感じ
C414は高域もあって57とR122の間くらいの中域

こう書いてみるとC414が良さそうですが
あくまでも同じ距離と場所となるように配置した結果なので
セッティングを詰めれば、結果は幾分変わります。

マイク選びの参考にしてくださいね

次回は同じくエレキギターのアンプ録音で
マイクはroyer-R122でマイクプリを変えた音源を比較します。

Royer R122 mkII リボンマイク 導入

ゴールデンウィークも後半で帰省ラッシュな世の中ですが

スタジオのマイクコレクションに新たな1本

Royer R122 mkⅡ
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このRoyerさんのマイクはリボンマイク。

うちのスタジオにもある、Neumann U87AIやAKG C414はコンデンサーマイク

AKG THE tubeは真空管マイクですね。

リボンマイクは振動板にリボン(極薄のアルミニウムとか)が使われており

人間の耳に近い音が集音できると

人の耳に近い自然な音で録音できるなら最強のマイクじゃん!

とは簡単にいかないところがありまして

扱いが非常に繊細、吹かれるとリボンがすぐダメになる。

保管は常に立てて置かないとリボンが伸びる。

そんな扱い難さをRoyerさんは改良しまして

最初に販売したR121は売れたらしいです。

アコギの録音では、コンデンサにありがちな耳につく高域がまろやか

ギターアンプでも同じく高域をうまくまとめてくれたり

もちろんボーカルにも使えるので汎用性が高いです。

このR122はR121にアクティブ回路を組み込みより使い易くなってます。

この間、AKG C414との音質比較もしたので、その音源も近日中にアップします。

スタジオのご利用はお気軽に問い合わせください。

CUE systemとはモニター返し

楽器や声などの録音で、マイクへの被りを少なく分離よく録音する場合、ヘッドホンなりイヤホンを使うことになります。

そのヘッドホンなりイヤホンには、曲のテンポ用クリックだったり、他演奏者の出音を流して、それに合わせて自分の声なり楽器なりを演奏するわけです。

このヘッドホンなりイヤホンに音声を流すシステムが、そうcue system キューシステム

演奏者はcue systemを頼りに演奏するので、他演奏者の音量やクリックのバランス、そして音質も非常に重要になってきます。

そんな
cue systemとしては、廃盤になったfurmanさんとか、currentさんとか、aviomさんとか、貧乏人の味方ベリンガーさんとかあるけど、ベリンガーにしても人数分揃えるとなると、結構なお値段!
しかも、デジタルだと24bit 48kHzまでとか、ライン受けだと音量、音質はどうだとか、機能も豊富だと取り扱いの説明がややこしいとか•••

というわけで
うちのスタジオでは、よくあるcue systemは使わずに、cubaseからセンド送りでCUEsend、sendを使えば12chのトラックを、アウトプットを増やせば、96kHzで32chのトラックを個別にボリューム調整でき、最大32人まで送れるようになると。

これにより、ドラムもステムミックスではなく、キック、スネア、ハイハットを個別に、また、クリック、ギター2人、ベース、シンセなど、各演奏者それぞれに調整した各個別にミックスした音をモニターを返すことができ、cubase内でEQ、COMP、REVなどエフェクトし、録り音は素の音でモニターはエフェクト込みの音として演奏者に返せます。

しかも、RMEのRAYDATだとレイテンシーがIN、OUTで1.7msくらいなので、演奏の遅れは、まったく気にならない速さです。

ハードウェア的には、orion32のDAからAudio-technicaのヘッドホンアンプを使い、各演奏者へモニターを返します。
演奏者の手元で操作できるのは全体音量だけとなりますが、クリックなどのトラックの音量バランスはRMEのtotalmixのサブミックス機能により、すばやく調整できるので特に問題はないです。
orion32のDAからヘッドホンアンプに直で行くため音質も良いです。
このオーテクのヘッドホンアンプが、ただ単に音量の底上げしてるだけで、余計な音質的補正をしていないため、非常にクリアーな音質でモニターすることができますよ。